報土寺
このお寺の見どころは需要文化財に指定されている本堂と阿弥陀如来立像です。門前と本堂の造りなどゆっくりとご覧になってください。またこのお寺は、身寄りのない五番町の遊女たちが亡くなったあと弔った「投げ込み寺」といわれるお寺です。昔 遺体が届けられたあたりでのちに暮らしていた前住職は数々の不思議な霊体験や、遊女を供養する「遊女観音」を近年建立されました。八幡信仰とのかかわりや黒田官兵衛の妻・光の菩提寺といった由緒、境内の地蔵(石像)が賭け事のお守りとして一時削られたことや、色鮮やかだったことがわかる腹帯地蔵(木像)があります。また昨年度秋には、京都国立博物館に寄託されている本尊の阿弥陀如来立像(国重要文化財)が初めて寺に里帰りし、報道陣に公開された。「京都非公開文化財特別公開」で初めて寺で公開され、多数の拝観者が訪れたことでも話題になりました。