出水七不思議
千本商店街 朱雀大路の街の中心を東西に走る出水通。読んで字のごとく京都は盆地故 掘れば水が出る。現在は上京区は佐々木酒造さん一軒だけになってしまいましたが、ここ出水も古地図をみれば一昔前は造り酒屋が沢山あったことがわかります。そんな意味合いからついた京都の水がめ出水!不思議な伝説があったのをご存知でしょうか?
「出水七不思議」 以下の通りです。
①.時雨松:華光寺(雨も降っていないのに、松の枝から雫がたれる。)
②.応挙の幽霊:玉蔵院(円山応挙の筆と言われ、描かれた遊女が幽霊に見えたとか。)
③.浮かれ猫:光清寺(絵馬に描いてある猫が、近くの遊郭から三味線の音が聞こえると遊びに出かける。この伝説が三味線上達の祈願・信仰に変わった。)
④.寝釈迦:五却院(境内の小門の木目が釈迦が横たわる姿に見える。)
⑤.泣く山門:観音寺(伏見城の牢屋の門を移築した。この門の潜り戸が風で開く時、人の泣き声に聞こえる。)
⑥.二つ潜り戸:極楽寺(なぜか山門の潜戸が二つある。)
⑦.日限薬師:地福寺(穴の開いた小石を奉納し日を限って祈ると、耳の聞こえないのが治る。)
なぜこんな逸話が生まれたのかは定かではないですが、一度7つのお寺をまわってみるのもおもしろいかもしれません。