千ブラってなに?なにが面白いの?
こちらのページでは、そんな疑問にお答えしたいと思います。
ガイドブックに載らない素顔の京都を見つけよう!
千ブラとは、西陣をつらぬく千本通(せんぼんどおり)周辺をブラブラ歩き、その歴史や風景、特徴ある個人商店を楽しもう!というものです。
大正時代、東京・銀座をぶらつくことを「銀ブラ」といったように、ここ京都の西陣地区でも「千ブラ」という言葉がありました。
それは、織物業で活気あふれた千本通周辺の商店、映画館にでかけて楽しむというものでした。
時代は移りかわり、現在の千本通周辺。ビルが建ち、車やバスがひっきりなしに行きかう交通の要所ではありますが、往年の賑わいとは比ぶべくもないように思えます。
しかし一本裏通りにまわってみたり、一歩お店に入ると、そこには平安時代から続く歴史が色々と垣間見えることがわかります。
お寺に神社、祇園に芸舞妓、伝統や歴史。そんな格式高いイメージから離れて感じる、素顔の京都。
ヨソの人にはあまり見せないその「素顔」を楽しんでみて下さい。
千ブラの魅力をFAQ形式でご紹介!
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千ブラとは何ですか
京都・西陣に位置する千本通(せんぼんどおり)周辺をブラブラと歩き楽しむことを「千ブラ」と言います。東京・銀座をぶらつくことを「銀ブラ」というように、京都・千本通の今昔を楽しみがらブラついてみて下さい。
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千ブラで歩く地域は どんな所ですか
かつての千本通周辺は、活気あふれる繁華街でした。織物で有名な西陣に位置し、織物業の番頭や丁稚さん、職人さんが下駄履きで気軽に楽しむ街でした。都会的な印象の河原町通の繁華街とは異なり「ちょっと千本へ」と庶民に親しまれる所だったのです。現在の千本通は、商店とビルが立ち並び、一見すると面白みのない場所ですが、そこかしこに平安時代から続く歴史や京都らしさ、昔なつかしいレトロな雰囲気を感じとることが出来ます。テレビやガイドブックが取り上げる京都とはまた違った京都の側面を楽しんで下さいね。
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千本通について教えてください
千本通はもともと「朱雀大路」と言い、平安京のメインストリートでした。 『千本』の由来は諸説あり、「千本の桜が立ち並んでいたから」「千本の卒塔婆があったから」などと言われています。現在の千本通は、北は鷹峰・源光庵付近から南は伏見・淀駅の近くまで全長約17キロ。なお、本サイトでは千本丸太町から千本今出川くらいまでを千ブラの対象としております。
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千ブラの魅力を教えてください
千ブラ地域には、平安時代からの歴史や神社仏閣・遺構がいくつも残されています。 そして、西陣織や織物業に関する建物と昭和感ただようレトロな個人商店が立ち並び、家と商店が混在する京都特有の町並みを見ることができます。
最近では各地で街ツアーの人気が高まっています。地味だけど、意外ないわれがある遺構をまわり、その街の歴史に思いをはせる。そんなところが千ブラの魅力のひとつです。
(参考:『京都の大路小路』千宗室・森谷剋久監修, 小学館)